<草月流で磨くビジネススキル>自分で触って確かめて失敗するのが大事

いけばなを習い続けていると、『自分で』確かめることが大切になります。
お花の名前や基本的な扱いかたは、本やネットでも調べられるし、先生に聞く事もできますが、今日、お材料でいただいた、この枝は、どのくらい重いのか、硬いのか、曲がるのか?は、自分で触ってみなければ、わかりません。
曲げすぎて折れてしまったら、次からはもう少し優しくまげてみる。水が下がってしおれてしまったら、次は水揚げをしっかりしよう、と1つ1つ学んでいくのです。

 

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お教室でも、『どのくらいの長さに切れば良いですか⁈枝は何本入れますか?』と聞かれることもあります。まずは『自分で』切ってみて、短すぎると感じたら、次に切るときには慎重に切るようにすればいい。入れてみて本数が多いと感じたら、減らしてみる。

あ〜やっちゃった、、、と思うと、残念な気持ちになりますが、『あっそうか、じゃあ、次はこうしてみよう』と、次の手立てを考えてまた試す事で、どんどん引き出しが増えるのです。

そうやって悩みながら試す弟子を、温かく見守ってくれる方に教えていただけるのはありがたい事です。

子育てや部下を育てるときも同じですね。目をかけつつ、失敗をさせる。必要な時に違う方法を提案する。バックアップする。自分でやってみて失敗するからこそ、生きる力がつく。

言うは易く・・・です。私も日々精進します!