季節のいけばな ”花菖蒲”
生涯学習センター@六本木でのお教室風景
昨日は、この時期ならではの、「花菖蒲」のお稽古をしました。
元々の植物の姿を、より美しく、伝統的な形になるように作り直す「葉組み」という作業をし、花菖蒲の花姿をより強調した形にいけました。
(草月流では、基本的には植物の美しさをといけ手の感性を生かして、型にはまらずに自由に表現しますが、季節のお花のいけかたを知っていると、より表現の幅も広がるし、伝統的ないけばなを拝見するときに、型の美しさを感じることができます。)
出来上がった作品を、白い壁の前で撮影します。
お一人お一人の作品が個性的でとても素敵です。同じ花材でも、やはり個性が表れます。それがお花の良いところですね。
今回は、同じ花材でのお稽古でしたが、通常は、テキストのカリキュラムに合わせて、お一人ずつ違うお花・枝でのお稽古です。一度に10種類以上(お一人2〜3種の組み合わせです)に出会えます。
月に1度のお稽古ですが、毎回、テキストに沿って進めるので、少しずつ「いけばな」の世界が広がっていきます。お一人ずつ、そのときにあったアドバイスをしています。
何よりも、その日にしか出会えない、花との出会い。
私からは、技術的なこと以外にも、そのときその場で感じたこと、花からの言葉を話す時間を大事にしています。心静かに花と向き合い準備をしているときに、ふっと浮かぶ言葉は、なんだか花からのメッセージのような気がするのです。
(たまに、自分で何を言ったか、全く覚えていないことがある・・・「あぁ、いいこと言ってるなぁ」と思ったのに忘れちゃうんですね。。。)
そして、ご一緒している皆さんと、「花」を囲んでのおしゃべりは、お互いに良い刺激をいただけ、とても豊かな時間になっています。いつもありがとうございます。
来月もよろしくお願いします。
体験・見学のご案内
生涯学習センターのお申し込みは、3月と8〜9月の2回です。
10月からのいけばなクラス(火曜日午後・水曜日午前)と、和アロマクラス(木曜午後)、ご興味ありましたら是非ご見学・体験にいらしてください。