SEEING SPRIT SAMURAIFOTO グループ展 

2023年10月2日〜8日 @六本木ストライプハウスギャラリー

建材とのコラボレーションの次には、

写真家グループ SAMURAIFOTOの皆さんとのグループ展でした。SAMURAIの皆さんは、国を超えて、ファインアートフォトで、国際交流、文化の架け橋になるべく自身の作家性を高め、世界に向けて作品を発信されている方々。そんな素敵な活動をし世界の美術館にパーマネントコレクションされるような作家さんたちとコラボレーションできるなんて、本当に素敵な機会をありがとうございました。

以前からご縁のあったディレクターの蟹江さん、吉田さんからのお声かけ。蟹江さんからは 「展示空間は広い空間なので、単に壁に写真を並べるだけでない、空間を生かした展示にしたい」吉田さんからは、「生きていることと、死んでいること。過去と未来。そんな対比の中で見えるものを作りたい」という、シンプルかつ壮大なコンセプトをいただき、会期も聞かず「はいぜひ!」と即決しました。なぜか、やらねば、やりたい!と直感で感じたのです。できるかできないか?ではなく、やりたいか?やろう!という勢いで。

準備が始まってみると、やるべきこと、自分にできることのハードル。それからコラボレーションということで、ご一緒する作家さんとの

政策のすり合わせなど、課題もたくさん見えて来て、途中、何度も投げ出したくなることもありました。自分の人間としてのキャパシティー、実力、

それから、写真といけばな(空間造形)の感覚の違いなど、いろんなことを感じ、相談し、すり合わせ、歩み寄り、微調整して迎えた設営日。

準備をやりきって迎えた設営日は、本当に楽しく、それに続く1週間の長い会期もたくさんの出会いや気づきのある豊かな時間となりました。


作品のある空間。天井から光や風とともに枝が浮遊している様子

 

SAMRAIFOTO 会長 蓮見浩明さんの滝の作品の前に、滝を作るという。初回の打ち合わせの時から、完成作品の映像が目に浮かび、魂が痺れる作品となりました。ありがとうございました。

 

佐藤素子さんと。我がスタジオにお越しいただき、植物を使ってサイアノタイプという手法で現像した布と、私が入手した桜の枝の皮で美しい桜色に染色した布を使って、光と影の美しい立体作品を共創しました。

制作期間からとても楽しく、対話からいろんなアイディアが生まれて来ました。ありがとうございました。

佐々木浩二さんとの コラボレーション 作品写真と雑木を融合させて製作いたしました。

 


今回の展示出品作家さん全員で製作した富嶽百景の中のか『神奈川沖波裏』と『凱風快晴』はサムライフォトの初めての試み。現代の日本を写したそれぞれの写真をコラージュした合作。植物とのコラボレーションということで、伊勢和紙にプリントしていただきました。

その周りに、枝で、波や富士山の稜線を表現し、空間全体に絵を拡張したものです。

 

 

 

展示最終日には、いけばなのデモンストレーションと、花を生けることについてのトークをさせていただきました。

20人近くは来てくださったかな。会場の皆様とのやりとりもしながら、和やかにお花DEお話しいたしました。もっとたくさん経験を積んで、良いデモンストレーションができるようになりたい!

 

今回の展覧会に出品するにあたり、本当にたくさんの方々のご協力、ご支援をいただきました。ありがとうございます。

主催の吉田さん、蟹江さん始め,SAMURAIFOTOのみなさま、

いつも資材花材を運んでくださる、赤帽さん、制作の手伝いをしてくれた生徒さん、友人、そして草月の先輩、お仲間の皆様。

いつも展示を見に来て応援してくださる多くの方々に感謝いたします。

そして、今回は、長男が制作の手伝いに来てくれたことも本当に嬉しかったです。ランドスケープや植生から考えるまちづくりや自然保全を学び始めたこと、多様な人々との交流、相互理解を体感しているせいか、面白がって手伝ってくれたこと、思いがけないギフトでした。

いけばなを通して、いろんな世代、ジャンル、国籍の方と個で繋がり、交流できること。

お互いの違いを知り、相手を知り、違いをリスペクトして共感、、共創出来る事をこれからも楽しんでいきたいと思います。

人生これから。小さな枠に囚われず、どんどん世界を広げいろんな人に出会い、チャレンジを重ねていきたいものです。