鼻の力を使えるようになりました、そして「花の力」もお借りします。
地元のお寺さん。西方寺。藁葺き屋根の大きな本堂がある、由緒正しいお寺。恵比寿様も祀られている、横浜七福神の一つ。蝋梅や、ヒガンバナなどなど境内の花木も美しく有名です。
蝋梅。お正月にはもう咲き始めていました。お日様の光に透き通ってキラキラ光っていてなんともありがたい気持ちになります。しかも、とっってもいい香り。
その香りですが、以前は、鼻に力を入れて「クンクン」しなければあまり感じていませんでした。
というより、感じてはいるけど、すんなり空気が吸えていなかった!ことにようやく気づきました。
秋から漢方を処方していただき、湿疹がだいぶ落ち着いてきたので、「今度は自律神経系を改善しよう」と1月10日から生薬を一部変えて処方していただきました。以前から、鼻の通りが悪いことはわかっていたので、鼻にも効果がある生薬を入れていただいてはいたのですが、今までは、あまりはっきりとした効果はみられず・・・
だったのですが、今回は、変えた初日に効果が現れたのです!
漢方は効果が出るのに時間がかかると言われがちですが、即効性あるんですよ!本当に。(これ以上いうと怪しいセールスみたいですね)
常にティッシュを持ち歩いていたので、鼻をかむことが癖になっているのですが、ティッシュを手にして「ふ〜〜んっ」としても「あれっ?出てこない?鼻がなんだかすうすうする???」今までとあまりに違う感覚で、一瞬何が起きたのかわからず何度も鼻で呼吸をしてみました。
何にも力を入れずに、空気が入ってくるし、出て行く。外の空気の冷たさや匂いもストレートに感じる!
当たり前のことなのでしょうが、大人になってから初めての感覚に嬉しくなって口を閉じたまま、すうすう(口を開かないから、はあはあ・・・がない!)しても、詰まらずスムーズに胸の奥まで空気が入ってくるんですね〜〜〜
今まで、こんなことができるなんて、知りませんでした。何十年、損したかも(笑)
「鼻炎が治った」というよりも、「自分の体が持っている力を使えるようになった」という感覚です。
もちろん、漢方だけが効いたのではないかもしれません。ストレッチをして、背骨を緩めたり、肺の機能を働かせたり。いろんなことが複合的に効果を発揮しているように思います。
肺が働き、身体中に十分な酸素や養分、気を送り込めるようになると、肌や他の体の機能もよくなり、心身全体の状態が整って行くように感じています。これからますます好循環になるに違いありません。春を目前に、ウキウキしてます。
何かを「治す」というより、全体を整えてもともと持っている体の機能を働かせる。本来の自分に戻っていく。
そういうことなのかな。
いけばなも、「もともと花が持っている美しさを引き立たせて、より力を発揮する・魅力的な姿」を産み出します。
そのために、技を磨き「芯」を見出して行くのと同じですね。
何か別の「理想的なもの」に変わるのではなく、「本来持ち備えている力を生かしきれるように戻っていく」。
そのために、新しいことを学んだり、外部からのサポートや刺激を受けながらも「本来の自分の力」を信じて発揮していきましょう。