感覚を使って生きる

おかめとひょっとこのストラップ
お着物の生地とそろばんの玉で作られてます。

滋賀県にお店を持つ創作着物作家さんの作品。横浜のデパートでの展示会で紬や絣を使ったコートやワンピースに出会いました。作家さんのひと針ひと針に愛情を感じる素敵なジャンパースカート。何度か通って、ついに買ってしまいました。嬉しすぎて、毎日のように着ているので、今度お会いする時に、きっとお披露目できます。

その時に、いただいたストラップ。福の神です。


今日は、養老孟司さんの講演会に行きました。

子育ては、「手入れ」。子どもはそもそも自然であり、未来がある。その未来の可能性を潰さないように、自然を生かすように「手入れ」をする。

農業も、自然を相手に、作物の様子を見ながら季節やその時の天候など、人間にはどうしようもならない状況に合わせながら手入れをしていきます。子育ても、対人関係も一緒。

現代社会は、感覚から入ってくるもの(意味のないもの、不均一なもの、変化すること)を無視し、意味を持つもの(均一で、わかりやすく整理された情報、清潔なもの、安定したもの)が優先されます。

わかりやすくするために、情報を伝えたり、再現性を持たせるために、言葉で簡潔に伝えられることも重要視されます。

自然に生まれた子どもたちを、現代社会に適応させるために、少しずつその能力を消している。そこからはみ出すと生きにくい。

それでいいのだろうか。

言葉で伝える、わかりやすくまとめることで、表情がない、薄っぺらいものになるように思います。

現代社会だからこそ、時には、言葉に頼らず、感覚を使って過ごす時間を持ってみるのもいいのでは?

感覚を使って、自然(=意味のないもの、非効率・非経済なこと)に気づくと、人生楽しいですよ。

いけばな、も言葉に頼らない表現方法の一つ。

型にとらわれず、お花とお話ししにきてみませんか?

思いがけない、自分に出会えるかも。

 

 

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