お互いの価値観を尊重する

実家に引っ越して、1ヶ月半。汗だくになってダンボールの山と格闘していたのが懐かしい(もう、真夏には2度と引越ししたくない😎)です。

我が家は団塊世代と、団塊ジュニア、平成ど真ん中。物に対する価値観や家制度、夫婦の役割など、改めて一緒に暮らしてみると異文化・違和感だらけです。

そして、生活や会話のスピードも日に日に緩やかになる人たちと、どんどんスピードも広がりもアップしていく人たち。

お互いの生活を尊重しつつ、自分らしく日々暮らす。程よい距離感を試行錯誤中です。

おそらく、平成生まれの息子たちはそれが自然にできるんだよね。
かつての価値観に縛られないから。


そして、相手を老いていくもの、できない人、としてみない。

あるがまま。

本人の持つ力を信じて待つ


そしてもう一つ大切なこと

本人がもともと持っている力、めんどくさくて使っていない力、周りが手を出して手伝ってくれるから、できなくなってしまっている力を、もう一度信じて引き出す。

これが、本人の自己肯定感につながります。

ついついね、全部手伝って、(手伝う方が満足する方法で)綺麗に素早くやりたくなっちゃうんですね。効率的だから。

でも、本人からしてみたら、「あなたの枠組みの中でしか生きられない」息苦しさを感じて、心を閉ざしているかもしれません。

「手伝ってくれるから楽ちんでいいや〜」と思って、できることがどんどん減ってしまっているかもしれません。

手を出す前に、

相手の言葉・行動を待つ。

感性を開いて、相手の発するメッセージをキャッチする。

それができれば、介助をする側もされる側もお互いずっと楽になり、日々にゆとりができます。

とはいえね、「待てる」ようになるためには、自分自身にゆとりがあり心が解放されていなければ、まあ、難しいです。

私自身、障害福祉の仕事で人に寄り添い、その人の生活歴、価値観、本当の思いに触れて学んできたつもりでも、息子たちの子育てではかなり悩みました。



植物の言葉を聞く

子育てがひと段落していけばなを再開。やっと自分の時間を持て、大好きな花での表現ができる喜びは、幸せこの上ない時間でした。花の言葉を聞くうちに、この楽しさを、お教室の生徒さんやディスプレイ先で伝えていくたびに、自分の心が解放されることが、相手の言葉をよく聞くことにもつながり、相手の心までも開いていくことを実感しました。

これが腑に落ちてからは、思春期に差し掛かっていた二人の息子たちとの関係がガラリと変わり、心の底から二人を信頼し、手放せるようになってきました。

今でも、ついつい自分の都合や思いを優先してしまうこともあります。
そうすると、苦しいですねぇ。苦しくなり始めると、いろんなところがとどこおおります。イライラもするし、手の湿疹がひどくなります。体がわかりやすく表現してくれます。

そういう時は、一人で抱えずに、安心できる場所で「事実」を話しましょう。
一人静かに、どなたかお仲間と。植物や香りに触れて、何もない時間を過ごすのもオススメです。

月に1回でも、週に1回でも。自分のペースで自分のリセットをできる時間。
自分を解放できる時間を作っておくことが、相手を信じる力につながります。

お花DEお話し の時間がお役に立てれば幸いです。

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