草月流 花伝書より
草月流を創流した勅使河原蒼風さんによりかかれた 花伝書には、いけばなをする心得や花と向き合う心が書かれています。今日はその中から、一つご紹介します。
『一度切りとられた花は、その花の言葉をよく聞いてもらえる人の手でいけてほしいわけだ。音楽の人たちが音で自分の気持をあらわしているように、いけばな人は花で自分の気持をあらわすわけだから、花の言葉のすぐれた聞き方をするところから、すぐれたいけばなは生まれると思う。』
何かに迷った時。新しいことに挑戦しようとしている時。その時々に読み返し、ちゃんと花の言葉を聞けてるか?自分に問いかけています。同じ言葉でもその時の心境により、感じ取れることが違います。
新しく始めるコミュニケーション講座の中でも、皆さんと少しずつ読んでみたいと思います。1人でじっくり読むのもよし。グループで読むと、また違った受け止め方や感想を聞くことができてそれもまたよし。きっとそれぞれの心に響く言葉に出会えます。
ぜひ、ご一緒に、「いけばなの心」を学んでみませんか?