流れる様に生きる・いける
今日のお花は、
芍薬・ダンチク・トサミズキ
和風テイストな組み合わせでした。しかも、矯められないトサミズキに、しんなりとした段竹。芍薬もいけているうちにどんどん花が開いていくので、瞬間瞬間で一番いい表情を見つけて、流れる様にいけて行きました。
お花も、無理をしていないし、人間も「素」を受け入れて、無心になって目の前のことに集中すると、想像以上に「いい」いけばなになります
花がいう通りに活ける。
自分の、「上手に生けて褒められたい」「人が生けたこともない、新しい花を生けてみたい」
という思いから解放されると、思いがけず、相手に響く花が生けられることがあります。
無心になる。自力ではなく、流れに乗る。
そういう瞬間は、時間も空間も人間も、無限大にひらけた「間」になっているのかもしれません。