日々の暮らしの中で、いけばなを。

お稽古で使ったお花を、おうちの玄関にちょこんといけました。

クリニックにお勤めの生徒さん(いけばな歴4年目)から、嬉しいメッセージをいただいたのでご紹介します。

「先日、患者さんのおばあちゃまが、『院長先生にどうぞ!』と菊、リンドウ、カーネーションを持ってきてくださいました。最初は、受け取ったスタッフが、そのまま手を加えずに花瓶にまとめて入れてくれたので、なんだかお供えの花みたいだったんです。そこで、リンドウを真と副、カーネーションを控にしていけてみました。白い菊は短くしてかわいいマグカップにフレンチスタイルにアレンジして受付に置いたら、とっても可愛くなって、看護師さんたちに大絶賛されました。いけばなを習っていてよかった!と思いました。」

見慣れた花、お庭の花で、日常生活に彩りを

お客様をお迎えする玄関やクリニックの受付に花を飾ろう!と力が入りすぎると、「たくさん見栄えのする花を買ってこなきゃ!」とか、「きちんといけられないと恥ずかしいわ」となってしまい、「それなら面倒だから、何もないほうがいい」となってしまいがちです。

でも、せっかくお客様からお花をいただいたり、お庭に綺麗な花が咲いているときには、さりげなく、いらっしゃるお客様や患者さんの顔を思い浮かべながら、楽しみながらお花を飾ってみませんか?

きっとお花を持ってきてくださった方も、「受け取ってくれて嬉しい!」と思うことでしょう。次にいらした時の会話にもつながります。
そして、ちょっと辛い気持ちや体の症状で病院に来た患者さんも、花に寄せられた優しい気持ちを感じて、ほっと心が緩むことでしょう。

いけばなのコツを知っていると、ほんの少しの花、どこにでもある、ありきたりな花でも、ほんの少し心を配り、手を入れることで心の通う花が生けられるようになります。花を生けることで周りの人を喜ばせることができるって、とっても心豊かなことだと思います。

肩肘張らず、普段の生活にちょっとおもてなしの心を。
あなたが生けた花がコミュニケーションの輪を広げてくれますよ。


草月流いけばな教室 @ハタ楽器菊名センター 

無料体験レッスン受付中(第1・第3金曜日 14時〜15時30分)


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