海外でも「いけばな」
かわいいロンドンバスの贈り物。
秋からオックスフォード大学院で生物学の研究のために渡英した生徒さんからいただきました。
オックスフォードの濃紺を意識してみました。↑
生徒さんは、渡英前の忙しい中、「日本のいけばなを海外でも伝えたい。大好きなお花を、海外でも日本らしい楽しみ方で楽しむためにいけばなを学びたい!」とお教室を探し、当スタジオをを見つけてくださいました。
最初、お電話とメールをいただいた時は、本当に驚きました。
私はこの時、なんと、海外からのお客様だけでなく、
「これから渡航する方に、日本のいけばなを伝えて、現地で交流のきっかけにしてほしい。そのためのレッスンをしたい!」
と、思い描き、準備を始めようとしていた、ちょうどその時だったのです。あまりにもタイミングがぴったりで、電話口でお互いに嬉しさのあまり心が震えました。
出発まで1ヶ月弱でしたので、できる限り、草月流のエッセンスや、哲学、基本的な技術を楽しく、自分らしく持ち帰っていただけるように、と超集中レッスンをさせていただきました。
レッスンの間も、ぐんぐんと学びを深めてくださり、テキスト以外の写真集や雑談も飛び出しとても濃く、私にとっても学びの多い有意義な時間になりました。ありがとうございます。
もともと植物が大好きで、ご自分の世界観や思いを表現することに長けている方でしたので、表面的なことだけでなく、言葉以外の思いの部分も感じ取ってくださり、現地でも道ゆく中で花を見つけては楽しんでくださっているとのこと。自然体で植物とのやり取りやいけばなを楽しむ彼女の姿を通して「いけばな」や「日本」の良さが伝わっていくことと思います。
何より嬉しいご報告です。ありがとうございます。
忙しい研究の毎日だと思いますが、花をみて触れて心を動かし、お仲間との語らいの中に花を添えて楽しんでいただければと思います。
一時帰国の際は、またぜひ一緒に花を活けましょうね。
そして、私も英語力を磨いて、もっと自由に、いろんな国に行き、いろんな人といけばなを楽しもう!
心躍る、花を活けたい。