デメリットをメリットにする!

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苦手なことにどう対処するか

私が最も苦手なことは、車の運転です。運転できた方が便利だとは思うのですが、こればかりは、どう頑張っても上達しないし、危険を伴うので無理して克服しようとしていません。

しかし、いけばな教室をする上で、車の運転ができないということは大きなデメリットです。しかも、現在は出張型教室。どこに行くにも、徒歩・自転車と公共の交通機関です。

・花材や資材の仕入れ

・会場への搬入搬出

・会場間の移動

 

常に大きな荷物を持って、時には花を抱えて移動しています。時間も体力も使う上に、

目立ちます。

ん?目立つ?あれ、本当に不利なのでしょうか?

 

一見、デメリットだけど実は???

 

小さな体で大荷物を抱えて歩いているので、本当によく声をかけられます。

エレベーターが見つからず、大荷物を抱えて階段を上り下りしていると、荷物を持ってくださる方もいます。本当にありがたいです。「ありがとうございます、助かります」「大変ですね、気をつけてね」という、言葉が行き交います。

 

「そのお花、なんという名前ですか?きれいですね」と話しかけられることもよくあります。

話しかけられると嬉しくなって、いろいろ説明します。仕事帰りでお花が余っているときは、少しお分けします。自宅だけで飾っておくより、喜んでくれる人数が増えます。

 

このように会場までの行き帰りの間にも、花を持っているといろんな方と出会い、会話ができるのです。
話し下手さんの私にとっては、初めて会う人との、会話の練習にもなるし、いけばな普及の草の根活動にもなっています。なんとお教室に興味を持ってくださる方にも出会いました。

 

まさに「歩く広告」です。

 

デメリットを嘆くよりも、得られるメリットを生かす

他にも、自分の不得意なこと、不利なことはたくさんあります。より良い仕事をするために、それらを改善するのは、大事です。でも、今すぐにはどうにもならないこともあります。

 

そういう時には、デメリットを無理やり克服する、のではなく「だからこそ得られているメリット」に着目してみるのもいいかもしれません。大抵、メリットとデメリットは、表裏一体ですから。

常に、同じ視点からだけではなく、複数の視点から見る。発想の転換をする。

 

いけばなでは、自分が生けた位置からだけではなく、「あらゆる角度から見て」調和がとれていることに心を配ります。一方よしではなく、あらゆる可能性を考え複数の視点で確認します。

複数の視点が持てると、発想力が豊かになり、機転が利くようになります。デメリットだと思い込んでいたことにも、実はメリットが隠れているかもしれません。

 

デメリットをメリットに変える発想を転換する力。一緒に磨いてみませんか?

 

 

いけばなコミュニケーション講座

草月流から学ぶコミュニケーション講座
いけばなを通して自己表現をすることは、他者との関わりなど日常で欠かせないコミュニケーションスキルを高め、あらゆるシーンで役立ちます。

ただ花をいけるのではなく、テーマに則り目的を意識しながら花と対峙します。それは自分と向き合う体験となり、様々な気づきを得るでしょう。