日々の暮らしに寄り添う花
昨日は、菊名のお教室でのお稽古でした。
テキスト5を学習中の方と、久しぶりにいけばな再開で、テキスト1の復習をされている方のお稽古でした。
第2応用傾真型盛花。
秋らしくローゼルの実を控にしました。うねるようなドラセナが足元でいい味を出してくれています。
緑を見つめる 複数の緑の葉物とマム、アワを使って涼しげなグラデーション
十文字留 小さな器ですが、十文字留めを使うことで、横に広がりを出すことができます。いけばなの「技」です。
いけばなのお稽古、というと「型が決まっていて、堅苦しい」「難しそう」「身につくのに時間がかかりそう」と思われるかもしれません。確かに、
ハサミの使い方や、枝の扱い方など、慣れるまでは少し戸惑うこともあるかもしれませんが、毎回、お一人お一人の興味やペース、お人柄に合わせてゆっくりお花を味わっていただくので、難しいことはありません。覚えなければいけないことも、ありません。なぜなら、体で感じていくうちに、ふと、「あ、こういうことか!」と必ず体感できるので。
何より楽しく、時を過ごすこと。そして、おうちにお花を持って帰って、好きなようにもう一度お花をいけてみる事ができるのが、最大のメリットです。
たくさんの生徒さんがおっしゃるのが、
「最近、家族がお花を楽しみにしてくれる」「しばらくお花がないと、なんとなく寂しいって言われる」と、ご家族とのお話しする機会が増えた!という事。
これって、とても素晴らしことだと思うのです。
何気なく、植物が日々の暮らしに溶け込んでいる。いつも植物に触れている。
それが当たり前になってくると、お家の中の流れが変わってくるのです。
お互いの、ほんの小さな変化に気づいたり、会話のきっかけになったり。
お客様が来る前には、リビングのテーブル、玄関の下駄箱の上、洗面所の棚、、、どこか1箇所、ささっと片付けて、小さな花瓶にお庭の花をちょこんといけるだけで、パッとその空間が軽やかに風が通ります。
普段、花を生けていると、たった一輪でもそんな空間を創り出す事が楽しくなります。
いけばなは、「相手を思って表現する事」
その思いがあれば、技術はいりません。長い間修行せずとも、ディプロマがなくてもどなたでもすぐに最高のおもてなしができるようになります。
私のお教室では、そんな日々の暮らしに花を添えるコツをお伝えしていきます。
言葉で語らずとも、毎回、お花さんと触れ合い、向き合っているとどなたでもすぐにお花と仲良くなり、お花の声を聴けるようになります。できれば、継続していくと、そのスイッチが入りやすくなったり、自分で思った通りに表現がしやすくなると思います。
焦らず、じっくり。いつでもどこでも、誰にでも。お花DEお話し®︎、ぜひぜひご一緒に楽しんでみませんか?
体験レッスン・見学・出張レッスン、いけばなワークショップ承ります。
<体験レッスン・見学>
日時:10月21日(水)10時30分〜13時
体験レッスン:残席2名さま (レッスン料5000円)
場所: イベントスペース星の砂
お申し込み:10月14日までにメールまたはフェイスブック、ラインなど
見学は予約不要です。人数を把握したいので、前日までにご連絡頂けますようお願いいたします。
その他日時、場所での出張レッスン、キッズレッスン、親子レッスンなども承ります。
お気軽にお問い合わせください。