削ぎ落として、気づくこと

苔梅と影との共演。

いけばなは、極限まで無駄や重複を削ぎ落とし、植物の中からその人が見つけた美しさを表現します。

なので、花を生けている時には、かなり「削ぎ落とす」ことができるのですが、、、

日常生活の中ではまだまだ迷ったり、選びきれないこともあります。

ただいま、身の回りを絶賛削ぎ落とし中。

今まで「大事」と思っていたもの、過去の思い出や肩書き、実績。それらも、再度自分の手に取り、「今」の自分に必要なものか。そこにしがみついていないか、を見つめています。

大切な方から頂いたハガキ、もそう。大切だと思って、棚の奥の方にしまい込んでいましたが、改めて手に取り、読むことで内容は覚えてはいたけれども、20年前には気づけなかった言葉の重みに出会えることができました。しっかりと心に刻み、手放すことにしたら、なんとその方と、来年度からまたご一緒できることが始まります。

しまい込んでいたら、気づけなかった、言葉。そして再会。それも20年前のままの自分ではなく、職場の看板に依存せず、アップデートした自分で出会えることに感謝です。

削ぎ落とすことで気づけることがある。余計なものを持たず、自由でシンプルな自分で生きる。

そのために、もうしばらく、削ぎ落とし続けます。

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