いけばなとフラワーアレンジメントの違い
写真だとぺったんこに見えるけど、左右だけでなく、前後にも広がってます。奥行き感〜
いけばなとフラワーアレンジメントの大きな違いは、使う花材の量。空間の使い方・・・色々有ります。いけばなは、枝や花の中から、無駄なものを省いて、削って行き、芯になるものを見つけ出します。
フラワーアレンジメント経験者には、これが衝撃的みたい。
そして、「花をいける」のか、「アレンジメントを作る」のか。言葉の表現も違います。
そういえば、いけばなを作る・・・とは、言わないな。花とやりとりする中で、いけ上げていく。
「仕上がりを想定して、綺麗に仕上げていく」のか
「花とのやり取りの中で、想定を超えたものを引き出していく」
流派によっても違うし、作家によっても捉え方も手法も違います。
どちらがいいとか悪いではなく、成り立ちや精神性も絡んでくるのかもしれません。
それぞれの良さや違いを知ると、自分が当たり前に思っていたこと、やっていることに改めて気づくこともできます。
違いを知る。体感することは大事ですね。
知らないこと、嫌いと思っていたことに、あえてトライする。やって見て自分の心がどう揺らぐかを感じることで、引き出しが増える。
ありきたりなこと、自分の得意なこと、慣れていることだけをしない・・・というのも、
「いけばな」の精神です。
どうしても苦手な人、あまりおつきあいしたことがないタイプの人とのコミュニケーションのヒントになるかもね。
自分で、勝手に決めている「限界」を超え、「枠」を取っ払うヒントにもなりそうです。