なぜビジネスに草月なのか?時代にあわせて進化変容していく草月の心

「草月五十則」とは

草月流初代家元 勅使河原蒼風が、今から80年以上前、創流5年目ごろに書いた草月の原点です。花と向き合う心、「いけばな」という表現をする上で必要な心構えが書かれています。いけばなを指導する人だけではなく、習い始めたばかりの人にもわかりやすい、端的な言葉で書かれており、読んだ時の状況により様々な気づきがあります。

 

 

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なぜビジネスに「花伝書」が活用できるのか?

草月五十則は、まだ30代前半の家元が、「新しい流派を作り、花を活ける心を全国の指導者に伝え広めるために」書かれました。

当時、従来の「いけばな」から見ると全く新しい発想の流派を立ち上げた若者が、自分の言葉で、その理念や花への思いを発信し、時代に合わせて受け入れられ読み継がれてきました。

 

昭和という波乱万丈な時代に一人で新しい流派である草月流いけばなを立ち上げ、広め、国籍やジャンルを超えて芸術表現をしてきた勅使河原蒼風。

彼の言葉はいけばなをする人にとってはもちろん、既存の枠組みを超えてイノベーションを起こし、事業を広めていきたい人にとっても、共感するところが多いはずです。

 

草月五十則よりビジネスで役立つ今日の言葉

<第八則>役に立つ経験を集めたのが花型法

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草月流では、最初に「花型法」を勉強します。それは、「型どおりの花を活ける」ためではなく、いけばなの特徴である、立体空間をしっかり捉える力を身につけ、新しい形の創作に結びつけるためです。

初代家元は、目新しさや自由を追うだけではなく、古典生け花や先人の知恵である花型から、「誰がいけても美しくなる形」を編み出し、現代いけばなの花型を生み出しました。

だからこそ、80年経ってもその花型法を学ぶ人ごとに自分事として解釈し、その人らしい「いけばな」が創作できるのです。

 

これは新しい事業を生み出すために、まずは古典的なビジネス書を読み、先人の知恵に学び、試行錯誤しながら新しいビジネスを創造していく過程に通じるのではないでしょうか。

草月流から学ぶコミュニケーション講座の中では、「草月五十則」を読んで、感想をシェアする時間を持ちます。ビジネスパーソンの方々には、ビジネスの視点でのご意見を伺いながら参加者同士の思考を深め、多角的な視点を共有していきます。

いけばなコミュニケーション講座

いけばなを通して自己表現をすることは、他者との関わりなど日常で欠かせないコミュニケーションスキルを高め、あらゆるシーンで役立ちます。

ただ花をいけるのではなく、テーマに則り目的を意識しながら花と対峙します。それは自分と向き合う体験となり、様々な気づきを得るでしょう。