大地に根をはり、自分の思いを実現するために

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3年ほど前、家族で屋久島の白谷雲水峡に行った時の写真です。森全体が苔で覆われ、コケに根を下ろした木々が、根を張り空に向かって枝を張り巡らせていました。ガイドさんから産業の発展で、杉が大量に伐採され、環境が変わりつつも、なん100年もかけて森が自分の力で再生されつつあるということを聞き、大自然の時間軸の中では、人間の存在なんて、本当にちっぽけなんだと思った旅でした。

目に見える部分と、見えていない部分

 

空に向かってこれだけ枝が張っている、ということは当然、地下には同じ年数を経過した根が張り巡らされています。

iu多分、この様に地中に毛細血管の様に張り巡らされているのでしょう。(画像はお借りしました)

植物は自分の力では移動はできません。でも、こうやって大地に根を張り、空に向かって枝葉を伸ばしていくことで、命を繋いでいくのです。目には見えないけど、養分や水分を吸収したり生成して周りと共存している。物も言わず、体も動かさないけど、単独で生きているのではなく、周りと影響しあって存在する。だからこそ、その圧倒的なパワーを感じることができるのだと思います。

人間の存在は小さいけれど

人間の一生は長くても100年程度。一人の力では社会に影響を与えることはできません。でも、
一人一人が持っている思いを発信し、自分にできることをコツコツと続けていくことで、小さな芽や根が出てきます。小さな芽を発信することで、少しずつ根を張り、空に向かっても枝葉を広げることができます。もし世代が繋がっていけば、時代を超えて広がっていくことができるし、住む地域が違う人に伝われば、横にも広がっていく。意見が違う人に伝われば、新しい価値観として発展していく可能性もあります。

うまくいくことばかりではないけれど、一人でやっていては、根が腐ったら立ち枯れてしまうことも、複数の根が張っていれば、協力しあって補い合うことも可能です。お互いに干渉してしまい、枝が絡み合って折れてしまっても、根があればいつかまた新しい芽を出してくれます。

思いを発信し、自立した仲間を作る

久しぶりに屋久島の森の写真を見て感じたことは、大地に根を張り、枝葉を広げ森を作るためには、一人一人が、まずは自分の思いをしっかり見つめ、思いを伝えていくこと。人に依存せずに自分の根を張っていくこと。その上でお互いの思いを大事にすることで、意見や立場の違いを楽しめる、心豊かな社会になるのでは?ということです。

依存しあって共倒れになるのではなく、それぞれの思いを尊重し自立した仲間づくりをしたいですね。

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いけばなを通して自己表現をすることは、他者との関わりなど日常で欠かせないコミュニケーションスキルを高め、あらゆるシーンで役立ちます。

ただ花をいけるのではなく、テーマに則り目的を意識しながら花と対峙します。それは自分と向き合う体験となり、様々な気づきを得るでしょう。