部下とのコミュニケーションにお悩みの方へ

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       枝を整理する前。たくさんの線があり、こんがらがっています。さて、どこから手をつけよう?

fullsizerenderまず、最初に、気に入った線(枝ぶり)を見つけます。その1本の枝の良い表情を引き出す様に不要な枝を整理する。土台をしっかり作った上で、花や葉を加えて、全体を整えていくと、調和のとれたいけばなが完成します。

部下の本音が聞きたい。悩んでいるなら相談してほしい時と思った時は

 

最近、最近どうも悩んでいる様だ。何か不満を持っている様だ・・・はて、どう気持ちを聞き出そう?どうしたら心を許してくれるか?と思われたことはありませんか?

 

でも、なんとなく、いつもと感じが違う・・・とせっかく気づいていても、何かきっかけがないと、なかなか会話のきっかけは見つけにくいですね。そして、何よりお話を聞く方ご自分自身の心が開けていないと相手も弱音や本音は言い出しにくいのではないでしょうか。

 

まずは、自分の思いを思いのままに表現する

 

まずは、ご自分の思いを思いのままに表現することをお薦めします。楽しいときには朗らかに笑う。困ったことがあるときには、困っていることを伝える。とはいえ、大人になるとなかなか気持ちを表現できる場はありません。

 

いけばなで、花と向き合い、自分の心の動きを感じる体験を

 

いけばなでは、素材の中からあなたが、「きれいだ」「おもしろい」と感じた部分を生かして、花をいけます。物を言わない植物と向き合うことで、自分の心を見つめる作業です。

 

花を介在しているので、他人に遠慮することなく、相手の顔色を伺うこともなく、思ったままを表現しやすいので、その人の人間性がよく現れます。

 

また、必要な線を選び取るために、不要な部分を切り落とす、という作業をするため、本質を見抜く力もついてきます。相手との対話の中で、どの部分が本音なのか?見つけ出していく感性も磨かれていきます。相手(自分)の表現が表面に出ている部分と、心の中の核になる部分を見極めていく練習になるのです。

 

自分の思いを表現し、相手の思いを見出す練習となるいけばな。職場の風通しを良くし、よりよいチーム作りのツールにもご活用ください。

いけばなコミュニケーション講座

草月流から学ぶコミュニケーション講座
いけばなを通して自己表現をすることは、他者との関わりなど日常で欠かせないコミュニケーションスキルを高め、あらゆるシーンで役立ちます。

ただ花をいけるのではなく、テーマに則り目的を意識しながら花と対峙します。それは自分と向き合う体験となり、様々な気づきを得るでしょう。