思いのままに 表現できることが なぜ大事なのか

 

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昨夏に華道展に出品した作品です。20枚のタニワタリ。一枚一枚が自立して力を発揮しているからこそ、観る人に訴えかける、力強い作品になりました。

 

なぜ、思う存分、思いを表現することが大切なのか。

 

それは、本当の自分の思いを表現できると、自然体の自分に出会えるからです。

 

人の顔色を気にしたり、役割を演じていると、自分を卑下したり、必要以上に偉ぶったりしてしまいます。つまり、心を閉じて、人との間に高い壁が巡らされている状態です。

 

壁があるから、外の人の声が聞こえにくく、周りの様子もわからないのでますます不安になり、自分の知っている中だけで過ごしてしまいがちです。

 

 

反対に、自分の思いを思い切り表現できている時の心は、どんな状態でしょうか?

 

映画を見て感動した時、大好きなアーティストのコンサートに行った時などは「人目を気にせず」涙が出たり、思わずジャンプして手を振ったり、心も体も解放されますね。周りの人との一体感が出てきます。

 

プレゼンテーションが、上手くいった!と感じるのも「考え抜いてきた言葉がうまく話せた」というより、自分自身がリラックスして、相手の表情や反応を見ながら話せ、自分の思いがすっと相手に染み込んだ時ではないでしょうか。

 

自分の思いを出せることで、相手との壁が薄くなり、一体感が出てくるのです。

 

リラックスして自然体な状態に気づく

 

とは言え、常に思うままに自分を表現することは、かなり難しいです。人前で緊張したり、より自分を良く見せようという気持ちを持つことは当然ですし、成長するための大事な動機にもなります。

 

でも、「思うままに表現できている」時の自分の心の状態に気付けていることで、今は緊張しているけど、その原因を取り除ければ、いつもの自分になれるという自信ががもてるので、心が安定してきます。

 

また、自分の思うままに表現できる、ということは、「自分のわがままを言う」のではなく、「相手の望む距離感や伝え方ができる」ことにもつながります。自分の思いだけではなく、相手の思いや表現の仕方にも想像力を働かせることができるようになるのです。

 

職場の上司や目上の方と対話をする時も、自分を大きく見せたり、へりくだりすぎて卑下するのではなく、尊敬の念を持って自然体で話す。すると、偉い方も、心を許し信頼して仕事を任せてくれたり、相談事を持ちかけてくださったりもします。

 

部下や子どもに対しても、上から押さえつけたり、考え方を押し付けるのではなく、相手がどうしたいと思っているか?なぜ、そういう表現をするのか?を想像してみる。そうすることで、今まで言えなかった意見や悩みを話してくれたり、自主的に行動を起こしてくれるかもしれません。

 

あなたにとって、自然体でいられるツールは?

 

自分が自然体でいられるツールを持つことで、自分自身がリラックスして、より良い仕事ができるようになるだけではなく、目の前の相手もリラックスして心を開いてくれ、より良い人間関係を築いていけるのです。

 

かくいう私も、まだまだ心を閉じたり開いたり・・・かっこつけて見栄を張りすぎたり、落ち込んだり失敗もたくさんします。でも、いけばなでの表現を磨くことで、程よく力が抜けて自然体でいられる時間が増え、世代や肩書きに囚われず対話ができるようになり、新しい世界にチャレンジしていく勇気が持てました。

(実は、、、子どもたちが小さい頃は、私の価値観が狭かったので、どうしても自分の思いを押し付けていました。特に長男は萎縮しがちでしたが、私が変わったことで大人の顔色を気にせず、自分の思いを出し、のびのびと成長してくれつつあります。これも大きな収穫です)

 

ご自分が自然体でいられるツール、磨きをかけましょう。自分の人間関係が豊かになるだけではなく、表現できずに困っている人の良さを引き出せるようになります。

 

ツールがまだ見つかってない方へ

「いけばな」で、まずは思う存分「自分の思い」を表現してみませんか?

どうしたらよいかわからなくても、大丈夫。じっくりご自分の心の声に耳を傾けましょう。花と一緒にそっとお手伝いしますね。焦らずに、少しずつ・・・

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いけばなを通して自己表現をすることは、他者との関わりなど日常で欠かせないコミュニケーションスキルを高め、あらゆるシーンで役立ちます。

ただ花をいけるのではなく、テーマに則り目的を意識しながら花と対峙します。それは自分と向き合う体験となり、様々な気づきを得るでしょう。